株式会社ダイヘンは2025年12月16日、三重事業所(三重県多気町)内に新工場を建設し、大形変圧器の生産能力を2029年度までに現状の2.0倍へ増強すると明らかにしました。総投資額は100億円規模です。電力会社の設備更新に加え、再生可能エネルギーの拡大やデータセンター、半導体工場の建設増加で、変電所で使う機器需要が伸びている点が背景にあります。変圧器は発電所などから送られる電気の電圧を変え、送電ロスの低減や安定供給に欠かせる装置です。増強は段階的で、2026年度に設備・人員増で1.2倍、2027年度に新工場第1期工事完了で1.5倍、2029年度に第2期工事完了で2.0倍を見込みます。今後、電力インフラ更新と電力需要の増勢が続けば、供給力増強が納期短縮や安定供給にどう結びつくかが焦点になりそうです。
【関連情報】
増強拠点:三重事業所(三重県多気町)
段階目標:2026年度1.2倍/2027年度1.5倍/2029年度2.0倍
総投資額:100億円規模
公式サイト:https://www.daihen.co.jp/
source: PR TIMES
